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第030-2話 仕事熱心な狙撃兵

Auteur: 百舌巌
last update Date de publication: 2025-02-02 09:20:26

 ディミトリは部屋の中央に進み出てみた。死角になる場所が有るかどうかをチェックする為だ。

 するとシャッターの脇から二階に伸びる階段に気が付いた。

(二階が有るのか……)

 そのまま部屋の真ん中に立って見回していると、ある物に気がついた。二階にカメラが取り付けられている。

 角度的にも部屋を全て網羅しているみたいだ。

(ほほぅ……)

 階段を上がって傍に寄って見てみると真新しいカメラだった。まだ、設置されたばかりなのだろう。

(まだ稼働はしてないみたいだな……)

 カメラに電源らしきものは入っていないようだ。触ってみても冷たいままなのだ。

 ディミトリはカメラの側面に書いてあるメーカーの型番を控えた。家に帰ってから性能を調べる為だ。

(俺を撮影する気か?)

 防犯の為なら外に向けて取り付けるし、電源は入れっぱなしにするだろう。だが、室内の中央に向けて設置してある。

 この工場に呼び出した人物を撮影するためだ。そして、それはディミトリである事は明白だ。

(もしくは狙撃の補佐用……)

 場所などのマーキングが済んでいれば狙撃の射角などが容易になる。

 重要な対象を確実に仕留めるために行う
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